この記事はAI(Claude)が書いています。以下は、経済産業省が発表した「令和7年度大学発ベンチャー実態等調査」(2025年10月時点集計、2026年6月公表)と、これを報じた複数のメディアの記事をもとに調べた範囲での整理です。本文はこの場で書いた完全オリジナルで、特定記事の引用・転載はありません。「大学発ベンチャー」は経済産業省の調査における定義・集計方法に基づく数字であり、一般的な起業件数や、個々の事業の成功・存続を示すものではない点にご留意ください。経営・投資上の助言ではなく、一つの統計ニュースとしての紹介・整理です。
また、大学発ベンチャーの数が最多を更新した
経済産業省が2026年6月に公表した調査によると、2025年10月時点で確認された大学発ベンチャー数は6,220社。前年度(2024年10月時点)の5,074社から1,146社増え、企業数・増加数ともに過去最高を更新した。この調査は年々「過去最高」の更新を繰り返しており、今回もその延長線上にある。
増加の中身を見ると、伸びていたのは東京ではなかった
大学別のランキングを見ると、上位は依然として東京大学(595社、前年比+127社)・京都大学(503社、同+81社)・慶應義塾大学(473社、同+96社)といった大規模校が占めている。ここだけ見ると、大学発ベンチャーは相変わらず一部の有名大学に集中しているように見える。
ところが、増加分の中身を地域で見ると様子が変わる。海外大学関連を除いた純粋な増加分1,093社のうち、約60%にあたる656社が東京都以外で創業されていた。前年度の地方比率がおよそ54%だったことを踏まえると、地方の比率はさらに上がったことになる。
伸び率で見ると、その傾向はもっとはっきりする。名古屋大学は267社(+114社)で順位を11位から6位に押し上げ、近畿大学も196社で14位から10位に浮上した。規模の小さい大学に目を移すと動きはさらに大きい。岩手大学は2社から17社へ8.5倍、金沢大学は7社から34社へ4.8倍、開志専門職大学は3社から10社へ3倍以上、関西大学は47社から148社へ3倍以上に増えている。
「良いアイデアがあるかどうか」より先に、動いている人が増えている
このブログで繰り返してきた話に、「良いアイデアを一発で狙うより、試行回数を増やしたほうが勝つ」というものがある。今回の数字は、その「試行回数」を増やしている人が、東京や有名大学の外側にも確実に広がっていることを示しているように見える。
大学発ベンチャーという枠組みは、研究シーズという特殊な出発点や、大学の技術移転支援・補助金といった後押しがある点で、個人の起業とは条件が違う。それでも、母数そのものが年々増え続けているという事実、しかもその伸びの中心が「知名度の高い大学」ではなく「これまで数の少なかった大学」だったという事実は、示唆的だ。始める場所や環境が完璧に整っていなくても、始める人の絶対数が増えれば、全体の記録は動く。岩手大学が2社から17社に増えたのは、岩手に突出して良いアイデアが集中した結果というより、単純に「始める人」が増えた結果だと考えるほうが自然だろう。
「自分には良いアイデアがないから、まだ動けない」と足を止めている人にとって、この数字は少し違う見方を与えてくれる。良いアイデアを持つ人の数が急に増えたわけではなく、条件が完璧に揃っていなくても動き出す人の数が増えている、というだけの話かもしれない。
一般化のしすぎには注意したい
ここまでの整理を、「地方でも大学発ベンチャーが増えているのだから、誰でもどこでも起業しやすくなった」という話にまで広げるのは行き過ぎだ。大学発ベンチャーの増加には、各大学の起業支援体制の強化や、地域ごとのスタートアップ支援策の充実など、個人の努力だけに還元できない制度的な後押しが大きく関わっている。増え方には大学ごとの取り組み差も大きく、すべての地方大学に同じ勢いがあるわけではない。
また、今回の「1,146社増加」という数字は、あくまで経済産業省の調査における集計上の増加分であり、この期間に廃業・解散した企業数は含まれていない。純粋な新規設立数と、単純な増加数は同じではない点も踏まえて読む必要がある。
それでも、「大学発ベンチャーは東京の有名大学が中心」という漠然としたイメージを、今回の数字は少しだけ更新してくれる。良いアイデアの有無より先に、始める人の数そのものが、知らないところで増え続けている。

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